像の旅 伊藤高志映像実験室 みどころ👀
こんにちは!篠﨑です。
当館周辺の桜も満開を迎え、桜前線が日本列島を縦断中ですね!
この時期ならではの、桜並木を横目に出勤🌸
朝のちょっとした楽しみです😄
さて、4月に入り開幕まで2週間をきった「像の旅 伊藤高志映像実験室」
今回は、本展の見どころをご紹介します!

伊藤高志(1956-)は九州芸術工科大学学生時代の1981年に発表した『SPACY』で鮮烈なデビューを果たした日本を代表する実験映像作家です。コマ撮りや長時間露光を用いた独特なイメージやモーションは、どのようにして「発明」されたのでしょうか。伊藤高志がこれまで試みてきた斬新かつ実験的な表現を、実物の撮影装置や絵コンテや、スチール写真などの資料と実際の映像作品とともに提示します。
あわせて、会期中には初期作から最新作までの作品をピックアップした上映会を開催します。伊藤高志が創造する「動きの芸術」の世界を存分にお楽しみください。
開催概要
会期:2025年4月12日(土)~5月18日(日)
時間:9:30~17:30(入館は17:00まで)
休館:月曜日(ただし5月5日は開館)、5月7日(水)
観覧料:一般800円/高大生400円/小中生200円/未就学児無料
主催:田川市美術館
作品提供:ダゲレオ出版
協力:九州産業大学芸術学部
キュレーション:澤隆志、藤本亜季
システム設計:八嶋有司
作家略歴

1956年福岡市生まれ。九州芸術工科大学在学中に、実験映像作家松本俊夫ゼミで制作した『SPACY』(1981年)でデビュー。以降、日本を代表する実験映像作家として数々の映像作品・映画を手掛ける。1999年、演出家の太田省吾とともに京都造形芸術大学(現・京都芸術大学)映像・舞台芸術学科の創設に関わり、ダンサーとの共同作業による舞台芸術作品も多数発表する。2016年からは九州産業大学芸術学部で教鞭を執った。主な作品に『ZONE』(1995年)、『最後の天使』(2014年)、『三人の女』(2016年)、『遠い声』(2024年)など。
本展のみどころ
①美術館での初個展!
国内外、多くの映画祭で作品が上映されてきた伊藤高志ですが、美術館での個展は初。美術館ならではの切り口で、劇場では見ることができない様々な角度から映像作家伊藤高志の魅力に迫ります。
②展示室いっぱいに広がるインスタレーション
中央展示室の上映展示はメディアアーティストの八嶋有司がシステムを設計。映像作品の『SPACY』、『ZONE』、『甘い生活』を壁3面スクリーンに見立て、大画面で上映します。


③伊藤作品、その映像制作のプロセスを紹介
ギャラリーAでは、伊藤高志がこれまで試みてきた斬新かつ実験的な表現方法を、実際の撮影装置、絵コンテ、スチール写真などの資料とともに、映像作品を交えて紹介します。


④『SPACY』の撮影体験ゾーンで、あなたも映像作家に!
ギャラリーBでは、九州芸術工科大学(当時)の体育館を広く使用し撮影された『SPACY』1981年の撮影の間合いを1/1スケールで再現!
指定の位置からスマホで写真を撮って、つなげて動画にすると…あなたも映像作品になろう📷

⑤初期作から最新作まで、映画上映会を開催
AVホールでは、毎週日曜日に映画のセレクション上映会を開催。最新作『遠い声』を含む映画13作品に、伊藤高志の初期作品をリミックスして制作されたMETAFIVEのミュージックビデオ『The Paramedics』を加えた、計14作品を上映します。

田川市美術館全フロアを使った「像の旅 伊藤高志映像実験室」
4月12日(土)より開幕です!
見どころ満載の展覧会をぜひご観覧ください!
皆さまのご来館を心よりお待ちしております。
ではまた👋